6月 | 2014 | 株式会社アースソリューション |介護相談サポートセンター株式会社アースソリューション |介護相談サポートセンター

HOME > 寺崎芳紀ブログ

デイサービス指定申請時に「協議制」導入?

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

さて、情報収集のためにいつも読む、「CBニュース」に、こんなことが書かれていました。

「デイサービスが増えすぎているので、三重県桑名市で指定申請時に協議制導入を要求している」と。

確かに、デイサービスは増え過ぎ感が相当あるように思えます。
申請も、施設に比べれば、それ程難関ではありませんし、人員基準もそれ程厳しくない。

来年度施行予定の「医療・介護総合確保推進法」にも、予防通所介護事業は「地域支援事業」に移行することになっています。
デイは、狙い撃ちされそうですね。

「地域包括ケア研究会」が出した報告書によると、デイサービスは大きく4つに分類されるといわれます。

①レスパイト(預かり)に特化したサービス(「お泊りデイ」もここに分類?)
②機能訓練を中心とした自立支援要素の強いサービス(いわゆる「リハビリデイ」)
③専門性をもって認知症ケアに特化したサービス
④ナーシング機能をもったサービス

デイサービスも、いろいろ特色を出しつつ、頑張って運営されていることと思います。
しかし、今後は上記4種類の中で、その重要度の多寡により、報酬に差を設けるような動きになるかもしれないと、ここでは言っています。
特に①は、今後報酬がかかなり低く設定される可能性があると。

実際に、予防サービスは、今後介護保険サービスではなくなる。
また、今回の診療報酬改定により、「医療の在宅化」が進んでいく方向性になったわけなので、特に③や④の機能を、今後求められるようになるのでしょう。
②も大事になるでしょう。

確かに、その重要性は理解できます。
しかし、そう簡単に行きますでしょうか?

「レスパイト」も、重要な要素ですよ。
また、予防給付を介護保険から外し、代わりに機能を地域のボランティアやNPO、コーディネーター等が担うというような考えがあるようですが、果たしてこれまで介護保険で賄っていたサービスを、これらの社会資源で対応しきれるのでしょうか?
疑問です。

とはいえ、やはり介護保険財政は厳しい。
常に動向を先取りし、備えていかなくてはなりませんね。

2014年6月28日

地域医療・介護総合確保推進法案が可決・成立

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

本日、参議院本会議にて、「地域医療・介護総合確保推進法案」が可決・成立しました。

これで、来年度の介護保険制度改正内容が正式に決まったことになります。

業界関係者からは、「軽度者の切捨て」「介護給付費の大幅削減」「介護保険制度の理念は崩壊し、措置へと逆戻り」などという声が、かなりささやかれております。

介護・医療財政が厳しいのは、よくわかります。
しかし、本当に議論を尽くして決めたのか、疑問は残ります。

介護保険制度が、今後も持続可能にしていくためには、やむを得ない改正。
公的保険ビジネスである以上、制度変更は避けて通れず、「変更=経営上のリスク」ともなりかねない。

しかし、地域に住む高齢者にとって、不利益になってしまってはいけない。
切に願う限りです。

翻って、弊社では何ができるか。
今後の動向を見据えつつ、事業を展開しなければなりません。

しかし、私たちが関わる高齢者・そのご家族・介護事業所にとって、少しでも役に立つ存在であり続けなければならない。

2014年6月18日

介護相談サポートセンター主催 第17回セミナーを開催致しました。

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

さる2014年6月13日(金)、高田馬場にて表記セミナーを開催致しました。

今回は、社会保険労務士の方にご登壇いただき、「介護事業所の組織防衛をするための、労務管理セミナー」と題し、貴重なお話をお聞かせいただきました。

問題のある社員を、採用の段階で食い止める方法。
就業規則作成の注意点。
適切な賃金評価制度の確立。
助成金情報。

等々、「聞かなきゃ損」という話題ばかり・・・

参加された皆様、大変満足されてお帰りになったようです。

次回、8月にもこの先生にご登壇いただきます。
また、皆様にはご案内したいと思いますので、よろしくお願い致します。

当日の様子です。
201406142346_1-300x0.jpg

2014年6月15日

在宅診療の今後(毎日新聞の記事より)

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

6月1日付毎日新聞朝刊記事。
 
問題提起したいと思い、アップさせていただきました。

どの業界にも、不正をしたり、ずるく稼ごうとしたりする人は、いる。

しかし、それはごく少数であり、大半の方々は、まじめに、心底自らのサービスを高めようと、また喜んでもらおうと、さらには助けようと、全力で頑張っていらっしゃる。

この記事を見ても、十把一絡げに捉えるつもりか!

私には、政策にものを申す力も、法律を変える力も、残念ながら持ち合わせてない。

ただ、今回の報酬改定により、真摯に努力されている方々が割りを食い、適切な在宅医療の供給に支障を来たし、安定供給が担保できなくなってはならないと思う。

ひいては、サービスを受ける患者様が適切な医療を受けることに、不利にならないように•••

201406142339_1-300x0.jpg

2014年6月14日