7月 | 2014 | 株式会社アースソリューション |介護相談サポートセンター株式会社アースソリューション |介護相談サポートセンター

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8月

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。さて、7月がもうすぐ終わります。

8月は、1年のうちでもっとも落ち着く月なのですが、今年は様子が違うのです。

自社セミナー2回、クライアントでの勉強会企画や講師対応が2件、その他会合への参加が重なり、いつにも増してバタバタしそうです。

おまけに、暑いですものね・・・

しかし、これは大変ありがたいこと。
常に感謝することを怠らず、身体に気をつけてがんばってまいります!

 

2014年7月30日

第8期始動

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

今月より、弊社は第8期を迎えることができました。
それもこれも、皆様方のお力添えのおかげと、心より感謝しております。

もう、会社を設立して8年目になるのか・・・
月日の経つのは、本当に早いものです。

今期のスタートは、おかげさまで何とか順調です。
これがキープできるよう、がんばらなければなりません。

私事ですが、7月25日に誕生日を迎え、44歳になりました。
今が最も仕事に邁進できる年代。
もっともっとがんばります!

自分は、生涯現役でいたいと願っています。
若い方に、その道を譲らないという、いわゆる「老害」という意味ではありません。
そういう気概がなければダメだと思うのです。

年金受給年齢が、どんどん上がってくると言われているし、60歳定年では通用しないと思うのです。

そのためには、健康でい続けなければなりませんね。

2014年7月27日

介護相談サポートセンター主催 第18回セミナーを開催しました

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

久々のブログ更新です。

さて、アップが遅れてしまいましたが、去る2014年7月18日(金)に、セミナーを開催致しました。

テーマは「介護従業者だから知っておきたい 老後に備えるマネープラン」

弊社開催のセミナーに、大変なご尽力をいただいております「税理士法人とおやま」様(事務所:高田馬場)にて開催致しました。
講師は、税理士の浅野浩先生。

皆さん、老後の備えは万全ですか?
このセミナーでは、「貯める」「増やす」「備える」をキーワードとし、いろいろなことを教えてくれました。
恥ずかしながら、年金の細かい仕組み等は、初めて知ることばかりで、本当にしっかり備えないと大変なことになるなと、痛感いたしました。

最近流行っている?NISAの解説もありましたね。

これは大変重要なトピックです。
毎回、アンケートでも、「介護保険制度」「社会保障について」「老後に備えるマネープラン」等については、開催希望の上位に挙がります。

毎回申し上げておりますが、これからも皆様にとって有益な情報をご提供すべく、努力してまいります。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

当日の様子です。
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2014年7月24日

地域医療 ~小児科医療に情熱を注いだ医師の話~

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

先日、近所で買い物をしていたら、来月小児科クリニックがオープンするとの情報の入手しました。

小児科は、ニーズはあるものの、担い手が少ないと言われて久しい
自分も、小さい娘を抱えているので、小児科の近医が増えるのは大変ありがたいことです。

妻とこのことを共有していたら、全国的に有名な小児科クリニックが、亀戸に「あった」という話を教えてくれました。

その小児科クリニックとは「五の橋キッズクリニック」。

私は、もともと亀戸出身者ではないので、実は亀戸のことはあまり詳しくありません。しかし、ここはかなり有名なクリニックだったと。

なぜ、過去形か。

このクリニックの院長・水沢慵一先生。
昨年5月のGW中に、息子さんと沖縄でダイビングをしていた際、気分が悪くなってそのままお亡くなりになったからです。
享年49歳。

なんとショッキングな・・・

大変な人格者で、優しく、素晴らしい先生であると、地域だけでなく全国的に評判の先生だったそうです。

私は、そんな素晴らしい先生のことが知りたくなり、ネット等で調べてみました。

「情熱大陸」にも取り上げられていました。
youtubeで観ましたが、共感・感動です。

地域の小児科医療を支えるべく、それこそ日中夜間問わずに奔走され、説明も懇切丁寧。患者様は安心して受診ができる。
インフォームド・コンセントが完全に確立されている。

不安を抱えながら子育てしている方々にとって、まさに心の支えだったのではないでしょうか。

受診した方が皆、水沢先生のファンになる。
本当に行列ができる程の人気だったそうです。

そんな素晴らしい先生が、不慮の事故でお亡くなりになった・・・
それはそれは、多くの方々が悲しまれたことでしょう。
実際、ネット上に、哀悼のコメントが多数寄せられていました。
ご葬儀の際は、献花台に多くの花が手向けられたそうです。
水沢先生のファンである、たくさんの患者さん(ご家族)からでしょう。
それだけ、悲しみが深かったということ。

クリニックのホームページは閉鎖されることなく、残っています。
水沢先生の遺志・足跡を消さないためだと、私は解釈しています。

こんな素晴らしい先生が、亀戸にいたのか!!
亀戸は、「亀有」よく混同されますが(笑)、近所にこんな名医がいらっしゃったこと、本当に誇らしく思います。

今年、診療報酬改定がありました。
来年は、「医療介護総合確保推進法」も施行されます。

小児科は、介護とは直接リンクしないかもしれませんが、地域において「医療」と「介護」「生活支援」「インフォーマルサービス」等がうまく連携し、高齢者だけでなく子育て世代にとっても住みやすい社会を、ぜひ構築してほしいものです。

介護・医療・子育て・教育等、それらは独立したものではあるけど、決して無関係ではないと思います。

地域小児科医療に尽力された水沢先生に・・・

合掌。

2014年7月11日

教育の重要性~過去のコラム記事より

こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。

過去に、「ケアステーションジャパン」というポータルサイトに、コラム執筆をさせていただいたことがあります。

最近、その過去記事について、改めて考えることがありましたので、ここで披露させていただきます。
当時の原文ママです。
かなり、熱く語っております(笑)

はじめに

株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
さて前回、2012年度の介護保険改正について書かせていただきました。
今回は、「教育の重要性」について執筆させていただきます。
駄文ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
 

虐待の現状

先般、神戸のとある有料老人ホームで、入居者様に対する虐待が発覚し、介護士数名が逮捕されるという事件がありました。
皆さんも、記憶に新しいところかと存じます。
当然のことではありますが、虐待は絶対に許すことはできません。

虐待を肯定する人が万一いたとしたら、もはやその人は介護業界から退場していただくしかありません。
しかし、ごくごく当たり前過ぎることなのに、なくならない。むしろ、増えている。
なぜなのでしょう?
虐待があったという事実があって、それを「なんてひどいことをするのだろう。最低だ」と批判をしているだけでは、何も始まらない気がするのです。
 

深刻な人員不足

私は、2007年に起業したのですが、その前には介護の現場におりました。
もちろん、虐待などはまったくなかったのですが、とにかく人員不足は深刻でした。
私がいた施設は、入居22名の小さな有料老人ホームと、訪問介護・デイサービスを併設された施設でした。
厳しいながらも何とか回していたのですが、最も深刻だったのは、「夜勤の配置」です。
夜勤は1名体制で行っていました。

夜勤配置は「20:1」基準が一般的だと思います。これに照らし合わせれば、夜勤は1名体制にするのが収支的には妥当と言えたかもしれません。
しかし、収支的には妥当であっても、体制としてはどうでしょうか。
それは、イコール夜間に急変等があっても、どうすることもできないということを意味するわけです。
実際、私がいた施設でも、夜間に徘徊するお客様や、急変する方はいらっしゃいました。その都度、その日に夜勤を担当するスタッフは、不安を募らせていたと思います。

私は、施設長として、夜間に急変が予想される時には早めに協力医療機関に相談し、受診等(場合によっては入院)の調整をしたり、時には泊り込んで救急搬送の際には対応したりしていました。月の半分以上泊り込んだこともありました。
休みも1ヶ月2ヶ月取れないこともザラでした。
自分なりに、できる限りの努力はしてきたつもりでしたが、会社の方針もあったため、最終的にはどうにもなりませんでした。
在任中、大きな事故がなかったのは、奇跡といっても過言ではありません。

スタッフは本当によくがんばって下さいました。 会社の方針を変えることは、とうとうできなかった。
スタッフに不安な思いをさせてしまったことは、今でも本当に申し訳なく思っております。
一歩間違えたら、つもりつもって虐待に・・・なんてことも、十分あり得るわけですから。 今考えると末恐ろしいです。
そう考えると、虐待や事故等は、介護を担う個人の問題だけでは、決して片付けられない話であると言えましょう。
 

教育について

確かに、介護保険の制度等にはいろいろ問題はあります。
しかし、制度システムの根幹について、批判をしていても始まりませんので、受け入れるしかありません。
では、その中でどうしていったらよいのでしょうか?
答えがなかなか見つかりません。簡単に答えが見つかったら、誰も苦労しませんよね。
でも、一つ挙げられるとしたら、それは「教育」だと思うのです。

「そんなこと、当たり前ではないか」と思われるかもしれません。
しかし、わかっていてもなかなかできないのが現状ではないでしょうか。

介護保険のサービスは、報酬が一律に決まっているため、売上はある一定のところまで行けば頭打ちになります。
国は、人員を手厚くしたり体制を整えたりする事業所には、「加算」というものを用意して評価してはいます。しかし、それでも民間のサービスと違って、限界を超えることはできません。

教育が重要であることは、頭ではわかっていても、それにかけたコストが「見た目上」反映されにくいと言われます。そんなことは、まったくないはずなのですが・・・
また忙しいことを理由に、着手できないという事業所が多いのも、実情だと思います。 

次回に続く

2014年7月1日